倉の改築
長年地域に親しまれてきた古い「倉」を、現代の暮らしに合ったかたちで改築いたしました。
この倉は、築数十年を経た木造建築で、かつては農具や生活道具の保管庫として使われていたもの。
お施主様の「この場所の記憶を残しながら、これからも大切に使っていきたい」というご希望を受け、構造を活かしながらも、断熱性・耐震性・使い勝手を現代基準に合わせてリデザインしました。
外観は、旧来の佇まいを尊重しつつ、内装には自然素材を多用。
収納スペースとしての再活用はもちろん、作業スペースや小さなギャラリーなど、多目的な使い方ができる空間へと生まれ変わっています。
古いものを壊すのではなく、手を加えて受け継いでいく。
大塚工務店では、そんな“記憶と暮らしをつなぐリノベーション”も承っています。

倉の外観
かつての趣を残しつつ、現代の暮らしに馴染むよう外装をリフレッシュしました。

蔵の外観
白と黒のコントラストが映える伝統的な意匠を、丁寧に蘇らせました。

玄関
重厚な格子戸が、落ち着いた佇まいを演出します。

カウンターと障子のある室内
内装は自然素材を活かし、素朴さとあたたかみを感じられる空間に。

時を重ねた木のぬくもりが息づく部屋
落ち着いた色味の木材と障子の光が調和する、静かで穏やかな空間です。

キッチン全景
昔ながらの倉が現代的な暮らしに対応しました。

造作洗面台
趣ある壁と木製の格子が、日常の風景を少し特別にしてくれます。

木製の階段
倉の柱と梁に合わせて設計された、やさしい手触りの杉階段。

2階ロフトスペース
梁を見せた開放的な天井と、やさしい光が差し込むロフト空間。